むこ大陸

◎むこ大陸のWORLD END!! loloギターです◎
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午前のおはなし
墓参る。



自発的に墓参るのは生まれて初めての事でした。


午前中がつぶれてしまいました。


小さな頃、母や父に手をひかれて歩いた道を一人で歩くと不思議な気分でした。
そんでもって、生まれて初めてというくらい鮮明に未来のわたしが奥さんと子供を連れて歩いている景色が見えました。未来のお彼岸の景色でした。



吉兆です。


お墓に行って見ちゃいました。



お線香を捧げて手を合わし、目をつぶると滝がとめどなく流れている音。

木葉がざわざわと風に揺れて時々枯れ葉がぱさと落ちる音。

墓地を訪れた他の人たちの小さなざわめき。

何故か「あっつー!!あついっ!!」と大声出した女の人の声が聞こえた。線香に火をつけた熱いライターでも触っちゃったんでしょう。


深い木々の匂いもした。


小さなころみた小さなお地蔵さんが今日もあの日のまま佇んでいた。そのまわりに静けさが集約されているようでした。







合併した時は無心に祈るのがよろしいようです。
願い事などせずに。






秋の陽気。
風が冷たくなったようです。








| muco | - | 12:59 | comments(0) | - | pookmark |
ゼリー状のさなぎ
今朝方のこと。


寝ているわたしの上に猫がひょいと乗る。

わたしの飼い猫は火星に旅行中なので、不在の淋しさにわたし夢見ているんだろーな。
これは夢だと思っているとまた猫がひょいとわたしの体の上に乗る。

二匹は胸と腹の上に丸くなってオーバーなぐらいに喉をぐるぐる鳴らしている。

苦しいというより重たいような、ちょっぴり嬉しいような気にもなる。


そんな事を寝ながら感じていたらいつの間にかわたしの体中にのっぺりしたゼリー状の膜が発生して蛹の様に包まれてしまっている。

そもそもゼリーの蛹と化したわたしは何故ゼリー状の蛹と気づくのかというと、恐ろしく冷たそうな手が暗闇から伸びてきて、頬の辺りのゼリーの膜を伸ばしたり、拡げたり、やがて膜を引きちぎろう力を入れて引っ張り始めたりする。なので、びよーんと伸びる、コレなにコレ?嗚呼、わたしさなぎみたいになっとるわけね。ゼリーの膜に包まれて。
みたいな感じで楽観的に夢なのねーと思ったわけです。



眠りの中で頬のゼリーを引っ張られる。
嗚呼、伸びる伸びるのびーる。痛くも痒くもない。
けれども酷く引っ張られたところで胸の上の猫達が「にゃー」と冷たそうな手をちょちょる。
冷たそうな手は猫がちょちょる度に恐れる様に頬のゼリーから手を離す。

びよーんと伸ばす。
「にゃー」と猫。
びよーんと伸ばす。
「にゃー」と猫。


しばらくそれを繰り返していたら冷たい手は消えてしまい、猫達も胸の上から消えてしまった。

あまりにも不思議で不気味で気味悪いので飛び起きようとしたんですが、体が動かない。

2、3度起きようと試みたがどうやら意識を体に伝達する術が断たれているようで動けないので諦めた。


しばらくしてからむくっと起きた。 部屋はいつもの部屋でCDが乱立しグレッチが無言でぼっ立っていてた。

2匹の猫も、冷たい手も、わたしを包んでいたゼリー状の膜の残骸もあるわけもなく、ただただ夜明け前の部屋でした。




という夢のお話し。
金縛りだろコレー、怖いなーというお話し。









| muco | - | 13:37 | comments(0) | - | pookmark |
後ろ足の付けねをもみもみもみもみして
太陽系第三惑星地球の、日本の、夏の、地上最後のヒグラシはどんな気持ちで鳴き声を終えるのか考えたら眠れません。

眠れません。


眠れません。








日中、山中の住宅地を訪れ、時間調整にぼっとしながら車窓の外のヒグラシの鳴き声に耳を澄ませた。


りりりりりり
りりりりりり
りりりりりり
りりりりりり
りりりりりり
りりりりりり
りりりりりり
りりりりりり
りりりりりり
りりりりりり
りりりりりり





鳴き声が重なったり、共鳴するように反対側から聞こえたり。さあ、続けと鳴くやつもいればまったく関係ないタイミングで鳴き始めるやつがいて、そいつにまた共鳴するやつがいて聞いていて飽きなかった。

音楽です。

イーノより上質です。


そして遠くからは地面を掘削する機械の低いエンジン音と地響きが聞こえた。



やがてセミ達が死に絶えてコオロギやスズムシに鳴き声がシフトしていく事を普通に「夏もおわりだなぁ」なんて考えてたらこの綺麗な声のヒグラシの最後の一匹とかになってしまったら「…いやだなぁ」と思った。

一生懸命鳴くのに誰も聞いてくれるものがいない。恋する対象がいない。
考えなくてもいーのに考えて暗ーい気分になった。


暗ーい気分のまま終わります。
BGMは地獄の黙示録サントラ盤で。



おやすミー太のアポカリプスナウ。






追伸 黒い柴犬はクロシバとよべばいいのか?クロシバのかわいらしいダンスを見た。
胸がきゅんきゅんした。

後ろ足の付けねをもみもみすると小躍りしだす。
瞳の光も普段は猜疑心の塊のように警戒しているのに、この時は嬉しそうな顔をする。

胸がきゅんきゅんした。



| muco | - | 01:54 | comments(0) | - | pookmark |
ごらん、世界は美しい
携帯カメラのレンズが割れる。

割れたのでしばらく写真はなしで。


かえるの王様のストラップがかち割ってしまった様です。






昔の人は飢饉などの天災に見舞われると後の豊饒を祈って、あの山とこの山の風の通り道におやしろを立てて、風の神さま等をお奉りするそうで、おやしろを立てて来年こそはどーか豊作でありますよーにとお祈りをした。
かれこれ、江戸時代から奉られた山頂の小さなおやしろをわたし訪ねたんだけども写真を撮ろうとして初めて気づく、かえるの王様の仕業。


まぁそんな事より、昔の人の考え方って素敵だなぁと思うわけです。

山頂と山頂を結び、見えない風の通り道を想像し、見えない神さまを奉る。
昔の人は神さまや風の存在を感じたのでしょーか?

きっと神さまや風は今以上の存在感を持っていたのでしょう。
もしかしたら、その頃は神さまや風の化身は目に見えたのかもしれない。

夏祭りには山頂から風に乗ってやって来る。村娘と恋に落ちたりして。





てなわけで想像は止まらない。手塚治虫先生の『ブッタ』の帯に「ごらん、世界は美しい」とある。

先生の言葉か、作中ブッタの言葉かわかりませんが、そう、世界は美しい。

時々、綺麗な景色に心奪われるとこの言葉がどこからともなくやって来て、誰に伝えるでもなく頭の中で響く。

わかります?この感覚。

『ごらん、世界は美しい』




……………………………………………………………………………………。






| muco | - | 17:41 | comments(0) | - | pookmark |
化石の森
090910_1242~01.jpg
まぁなんてきれいな青空。









まぁそんな感じの秋の空。




近況は仕事がパタパタ。初対面の人にやんわり怒られ、犬に噛まれ、イット缶にすねをぶつけてハードに流血。

いいことないようであるようでないようで実はあったりしたりして、でもそんな事忘れちゃうくらいの日常を繰り返していると空の青さなど忘れてしまう。

写真は昨日仕事仲間と昼食とりながら見た空。


綺麗だ。









遠ーい島国が水没していると先日オール電化セミナーで聞いた。



同じ空の下に故郷が沈むと泣いてる人もおるんですね。


人は地球に巣くう病気の様に思いました。


なんでこんな暗ーいのかと言うと眠いからです。とにかくいろいろなものが沈澱していくのです。

化石化する。


ねむいねむいねむい。

あなたはだんだんねむくなるあなたはだんだんねむくなるあなたはだんだんねむくなるあなたはだんだんねむくなーる。

ドロン。










| muco | - | 13:27 | comments(0) | - | pookmark |
パンダ好き?
090904_0914~02.jpg
にゃほほーい、元気?みたいなパンダの図。


かわいいでしょ。











今夜はレコーディング?
気合い入ります。


でわ。




| muco | - | 12:53 | comments(0) | - | pookmark |

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