今晩の夜空は、曇りであります。
先ほどまで見えていた月が隠れてしまった。
世間はお盆休みであります。
夏休みであります。
夏休みといえばわたしは14歳の夏を思うのです。
映画スタンドバイミーのようなロマンチックさはございませんが、今思えばとても静かな、幸福な時間でありました。
あの頃、わたしはどのような友達と遊んでいたのか、記憶が薄れてしまっているが、きっとあのいつものメンバーだろう。
………思い出してきました今回は触れない。
クリスタルのような少年とw思って下さい。
そんなクリスタルな少年が5〜6人ほどでいつも群れていたな。
14歳の夏といえば、わたしは生まれて初めて自分の部屋をあてがわれた。
そこに大きなラジオを持ち込んで、深夜まで聴きふけった。
深夜のラジオでわたしはもっぱら洋楽、音楽を聞いた。
オールナイト日本が面白かったよ、とかよく聞くが一度も聞いたことがなく、わたしは異国の音楽を聴き漁ったのでした。
当時は海外映画音楽専門の番組もあった。
そこでわたしはプリティウーマンのあの曲、戦場のメリークリスマス坂本龍一、ビーチボーイズのココモなんか聞いたりしたし、ベン・E・キングのスタンドバイミーなど聞いた。
見た事も無い国の音楽を聴いて、感じた事もない異国の風をわたしは思い浮かべては夜を過ごした。
その頃好きだった女の子なんか思い浮かべて、胸が苦しくなったりもした。
想像上の異国の風は、カラッとしていたり、なぜか深い夜のイメージだったりして、随分背伸びをしたイメージで、わたしは感じる必要もない苦悩を感じたモンですが、今となっては、それら全てが静かで、幸福で神聖だ。
ある夜、窓際に布団をひいて窓から見える星空を見ていた。
ただ音楽を聴きながら星空を見ていた。
星はとても小さくぼんやりとしか見えなかった。
それ以上の事柄はない(まさに中二だな腐腐腐腐腐腐腐腐腐)
夏の夜のイメージとはこのような思い出がある。
大人になれば、夜更かしも自由気ままだ。
こんな時間まで起きていたって誰も文句は言わない。
こそこそと深夜0時ジェットストリームである。
今でもやってるね。
DJが変わっていた。残念だったけれど、時間は流れているのですね。
また新しい少年少女に夢を与えているのだろうか。
そんな事を思う夏の夜。
我が家の近所ではこの時間でも(AM1時)ひっきりなしに蝉が鳴いている。
ちょっとかわいそうな気も致します。
そして久々に、こんな夜更けに耳を澄ます曲に出会った。
少々抜粋しちゃいますが
「蘇州夜曲」(そしゅうやきょく)は、西條八十作詞、服部良一作曲の歌謡曲。
という曲。
戸川純さんが歌ってらしたのが、とても好きだったのですが、もともと李香蘭主演映画「支那の夜」(昭和15年(1940年)6月公開)の劇中歌として発表されていた。
李香蘭ってなんだか名前しか知らないのですが、とても…オリジナルもよろしいんでしょうね。多分。
だっていいモン。素晴らしいもの。
わたしが聞いてるのはアン・サリーという人が歌っている。
耳を済ませば、支那の夜へ飛べます。
そしてとても綺麗な支那の女性と恋に落ちてしまうのですが、夜の中で。
しかしながら、女は実は幽霊というオチですな。
大変ロマンチックであります。
李香蘭ありました。
http://www.youtube.com/watch?v=w0ht7Wkkc3s&feature=related
おやすみー太の人民元暴落の怪